ご挨拶

会長ご挨拶

松田勇二(第1回生)

「開拓者精神」を胸に前へ

福井県立足羽高等学校同窓会員の皆様には、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。また、日頃から同窓会活動に対しまして、ご支援とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

母校は、令和7年(西暦2025年)で創立50周年を迎えることとなりました。歴史深く福井平野を一望できる「あさむつの丘」に新校舎が完成し、生徒全員でグランドの石拾いをしたことを今でも鮮明に覚えています。

福井市内で4番目の普通科高校として開校した母校も、平成元年からは普通科国際コースが設けられ、その後は国際科、現在は多文化共生科として中国語や英語の専攻や母語が日本語でない生徒が学べる日本語コースも設けられています。また、普通科にはキャリアデザインコースとしてスポーツやキャリア探求に特化した専攻も設置されています。

母校では、現在もいろいろな進路に進める少人数授業や語学研修や国際交流も盛んに行われたり、部活動でもバスケットボール、バドミントン、陸上、ライフル射撃などの部が全国で活躍するなど、創立当初からの「文武両道」の精神が根付いています。また、卒業式や体育祭などで出会う生徒たちは、「明朗」「活発」「元気」な姿を見せてくれており、初代校長先生が切望していた「進取」「積極」「創造」の開拓者精神が脈々と受け継がれ、母校の伝統となっていることに勇気と希望をいただいております。
本同窓会も、創立20周年の頃より、「学年主体による同窓会総会」開催方式を導入して、学年同窓生の輪が広がる機会として継続しております。また、生徒数が減少している母校に対して、PTAや地域の方と協力して後援会組織による母校への支援も行っております。

このたび、同窓会では、母校創立50周年を記念しまして「同窓会ホームページ」を立ち上げることといたしました。このホームページは「同窓生を繋ぐ大切なツール」としてご活用いただき、同級生同士の繋がりができ、さらには先輩後輩が深い「絆」で結ばれ、互いに助け合ってお互いの人生を豊かに歩まれることを切に願っております。
また、50周年という大きな節目を、同窓会組織再生の最大のチャンスとして捉え、各クラスの連絡係という役割を担う「評議員」の方々の所在や連絡体制を整え、多くの同窓生の方々に多感な高校生時代を共にした母校や仲間への熱い思いを復活させていただきたいと思っております。

さらに、令和7年には足羽高校創立50周年記念事業を実施することとし、多くの同窓生の方々のご協力を得て、11月に記念式典・祝賀会を開催するとともに、賛助者を募って母校の環境整備への支援や記念史発刊などの活動を行いますので、今後ともご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

結びに、同窓会員の皆様のご健勝と、母校の末永い発展をご祈念申し上げまして、ご挨拶といたします。

校長先生ご挨拶

竹本 俊穂

足羽高校同窓会の皆様には、母校のために多大なるご支援、ご協力を賜り、心から厚くお礼申し上げます。

本校は、令和7年度に50年の節目を迎えます。昭和51年の開校以来、様々な困難を乗り越えながら発展を続けてまいりました。同窓生の数も一万名を越え、多くの同窓生が県内外の様々な分野で活躍されています。

 現在の足羽高校は、普通科キャリアデザインコース(スポーツ専攻・キャリア探求専攻・進学専攻)および多文化共生科(中国語・英語コース(中国語専攻・英語専攻)、日本語コース)の2学科3コースの学校となり3年目を迎えています。学科コースは変わりましたが、本校に課せられている一番の使命は変わることなく、生徒一人ひとりを大切にした温かい丁寧な支援を通して、個性を伸ばし、進路希望の実現を図ることにあると思います。そのために、「明日はASUWAで変えられる!」をキャッチフレーズに、教育課程を工夫するとともに、様々な体験の場を提供することによって、学習や部活動、ボランティアなどあらゆることに真剣に取り組む生徒の育成、グローバル化する社会において活躍できる人材の育成を目指し努力を続けています。

同窓生の皆様が築いてこられた伝統と校風を大切にしながら、時代に合致した魅力を加味し、社会に貢献できる前途有望な若者を送り出す学校として躍進する足羽高校に、今後ともご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。